「痔」は肛門の病気の総称です。肛門周辺の静脈の血流が滞ることによって起こり、痔疾(じしつ)ともいわれています。成人の3人に1人は「痔持ち」と言われています。 普通は便がスムースに通過するのですが、便秘などで強く踏んばったり、硬い便が通過するときに、肛門の周りと便がこすれることで傷が出来てしまいます。さらにそこにばい菌が入ったりします。そうするとその部分に様々な症状が起きてきます。これが痔です。 一般的には、痔核(いぼじ)、痔瘻(じろう)、裂肛(きれじ)と大別できます。 痔核とは、血が滞ってできた血栓(けっせん)のことを指します。長時間立ち続けていたり、逆に長時間座り続けていたりすることで肛門付近の血管に強い圧力が掛かり、それが原因で痔核になるケースが多くあります。 裂肛とは、「裂け痔」とも呼ばれる外傷的な症状のことです。硬い便を無理に出そうとするために、肛門が切れるというケースがもっとも多い原因です。 痔瘻は「あな痔」とも呼ばれ、肛門内部で化膿してできた膿(うみ)が外へ出て、そこに膿の出る穴ができてしまう症状のことです。体力低下時に下痢などが原因でできた傷から細菌に感染し、症状が重くなるケースがあるようです いずれにしても、恥ずかしがったりせずに早期に発見・治療することが最も大切です。